シリコーンゴムは、天然ゴムや、石油からできている合成ゴムが、炭素の並びでできているのに対し、Si(ケイ素)とO(酸素)の繋がりからできています。
天然ゴム,石油製合成ゴム
シリコーンゴム
SiとOの結合力は、CとCとの結合力に比べて高く、このことより化学的安定性が高く、天然ゴム・石油製合成ゴムと比較し、優れた耐熱性,耐候性,耐油性,耐溶剤性,耐薬品性を有します。
また、SiとOの組成により電気絶縁性が高く、Cからできている人体とも融合せず生理的不活性です。
SiとOの原子のつながりは結合距離・結合角が大きく、更に分子構造は螺旋構造であることにより非常に動きやすく、これにより優れた圧縮性,弾性,戻り性を有します。
上記の分子は原子同士の結合力は強いものの、分子同士が引き合う力は弱く、そのことにより耐寒性が良く、ガス透過性が大きくなります。また、粘度が低く精密な加工ができる様になります。
合成ゴムが補強剤としてカーボンを使う事が多いのに対し、微細なシリカを使う為、透明性が高く、顔料を使用し色々な色調にすることが可能です。
弊社は、その当時 現在の様に国内にシリコーンゴムメーカーがない昭和32年創業時よりシリコーンゴムを扱っており、様々な業種にシリコーンゴム製品を役立てております。